ここでは、契約書レビューを効率化するAIクラウドサービス・GVA assistについて紹介します。企業法務の課題を解決する機能や導入企業の活用事例をまとめました。
GVA assistはAIを活用し、契約審査での「読む」「直す」「仕上げる」「ゼロから作る」などの負担を解消するサービスです。審査はベンダー視点ではなく自社基準に沿って行われるため、リスク検知や修正も自社ナレッジで行われます。そのため、導入により法務担当者の違和感ないレビューと工数削減の実現が可能です。
サービス料金体系はアカウント費用+初期費用となっています。詳細については問い合わせが必要になりますが、注目できるのはアカウント費用内で利用できる機能の全てをカバーし、オプション費用がないことです。AIレビューの実行回数・契約書ひな型のダウンロード回数・保存容量やストレージなどが制限なく利用できます。
GVA assistではさまざまなセキュリティ対策を施しています。通信経路の暗号化はもちろん、WAF(ウェブアプリケーションファイヤーウォール)やIDS・IPSで第三者からの不正侵入や攻撃をブロック。また、定期的に第三者機関によるアプリケーションの脆弱性診断を行い、高いセキュリティを維持しています。
これまで上司や同僚に相談することが多かったのですが、GVA assistに搭載されているひな型や条文の解説を読み込むことで一定程度のことが自己解決できるようになり、法務部全体の工数削減も図れています。
一番の課題であった、事業部門からリーガルチェックを依頼されてから戻すまでの時間は、圧倒的に短縮できるようになりました。また、不足条項がAIで検知されることで、細かいミスの防止に繋がっています。
契約審査時に参考とする情報を探すために時間をかけることなく、若手部員がGVA assistを通じて自己学習しながら、自社の基準に沿って審査できるようになったことも大きなメリットだと感じています。
本サイトでは、この他にも契約書業務の悩みを解決するリーガルチェックツールを厳選して紹介しています。また、契約書レビューについての基礎知識もまとめていますので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
リスク単語・不足単語・不足条文の3つの観点でAIがリスクを検知し、「ない」リスクも含めてチェックします。
契約の種類や立場に応じて推奨条文を参照するだけでなく、オプション条文として譲歩案も提示し修正を支援します。
表記ゆれの一括置換や条番号の統一といった形式的な作業を代わりに行い、担当者の単純作業の時間を減らします。
数百種類超の業界標準ひな型を搭載しており、キーワードですぐに見つかるため契約書作成の時間を短縮します。
お気に入り機能です。画面上から気に入った条文を保存しておいて、必要なときは条文検索で取り出せます。
オイシックス・ラ・大地、スマサポ、ベルシステム24ホールディングス、パーソルイノベーション、PLAN-B、YKK、矢崎産業、京王エージェンシー、日本橋東京法律事務所、長瀬総合法律事務所など
GVA assistは、同じGVA TECH社が提供する「GVA manage」と連携が可能です。GVA manageは、契約書作成・レビューや法律相談などを一元管理できるサービスで、この連携により、実際に使用された譲歩例文を簡単に検索して活用できます。
他にも、GVA manageでレビューされた契約書や法務部が回答した契約書は、すぐにGVA assistの条文検索で利用が可能。過去の譲歩案や交渉コメントを参照したり、再利用することが容易になります。
運用開始後は、カスタマーサクセスチームが月1回のオンラインミーティングを通じて定着をサポート。新機能や利用事例についても定期的に配信を行います。
また、テクニカルサポートも提供しており、チャット形式の問い合わせに対応しています。
「定型的な文書のレビュー」、「契約書の形式面の作業」のふたつの業務を高次元で遂行できるツールは存在しません(2024年6月時点)。
ここでは、導入事例が豊富なリーガルチェックツールを「定型的な文書のレビュー」、
「契約書の形式面の作業」に分けてピックアップしています。
・煩雑な作業で自身の経験やナレッジを有効活用できず、大事なレビューに集中できない
・体裁を整えるなどの形式的な作業に膨大な時間を費やしている
・契約書の量・種類が多く、チェック工数がかかる
・キャリアの浅い社員が行う契約審査の品質がバラバラ
・契約審査を弁護士に依頼しているが、時間もコストもかかる
・知識に乏しいため条文のニュアンスの誤認や抜け漏れがないかが不安