ここでは、NTTのAIテクノロジーを活用した契約書審査支援システム・インテリジェント契約チェッカーについて調査。搭載されている機能や導入企業の声などを紹介します。
インテリジェント契約チェッカーを提供するNTTアドバンステクノロジは、NTT研究所の技術ノウハウをベースにしたAI/日本語の自然言語処理技術を研究開発してきた会社です。そうした技術を組み合わせることで、契約書のさまざまな表現も柔軟に把握。チェック項目にしたがって契約書レビューを効率よくサポートできます。
契約書のチェック項目をユーザーごとに設定できます。会社独自の審査ポリシー・条件に合ったカスタマイズが可能なので、柔軟性のある契約書レビューが可能です。また、支社や部門ごとの契約書のチェックレベルを合わせることで部署ごとのブレをなくし、経験の浅い担当者がいたとしても、均一なチェック体制が構築できます。
インテリジェント契約チェッカーは、契約書をアップロードしてチェックを行うプライベートクラウド方式だけでなく、オンプレミス対応も可能です。社内で厳しいセキュリティ規定やネットワーク環境に制限があっても利用形態を選べます。NTTグループという強みもあり、ネットワークに関する相談も可能です。
営業担当者等が作成する契約書のリスクチェックの稼動軽減を図り効率化するために、NTT-AT様と詳細な検討を重ねながら、このたび本システムを導入することとしました。
本サイトでは、この他にも契約書業務の悩みを解決するリーガルチェックツールを厳選して紹介しています。また、契約書レビューについての基礎知識もまとめていますので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
契約書の文書をフレーズに分解し、必要な条項の有無や注意すべきチェック項目をスピーディに提示します。
対象となる契約書の条項をAIがチェックして結果を表示するだけでなく、条項ごとにコメントを表示します。
受注契約と発注契約の相対応する条項を対照するかたちで示し、比較しながらリスクのレビューができます。
NTT西日本(西日本電信電話株式会社)
「定型的な文書のレビュー」、「契約書の形式面の作業」のふたつの業務を高次元で遂行できるツールは存在しません(2024年6月時点)。
ここでは、導入事例が豊富なリーガルチェックツールを「定型的な文書のレビュー」、
「契約書の形式面の作業」に分けてピックアップしています。
・煩雑な作業で自身の経験やナレッジを有効活用できず、大事なレビューに集中できない
・体裁を整えるなどの形式的な作業に膨大な時間を費やしている
・契約書の量・種類が多く、チェック工数がかかる
・キャリアの浅い社員が行う契約審査の品質がバラバラ
・契約審査を弁護士に依頼しているが、時間もコストもかかる
・知識に乏しいため条文のニュアンスの誤認や抜け漏れがないかが不安